SUVとミニバンの良いとこどりをした車であるデリカD:5ですがグレード構成が6グレードとかなり幅広い選択肢が用意されています。それにボディーカラーも2トーンカラーを含めれば8種類にも上りますのでどれにしようか選ぶのに非常に苦労します。
そこでこの記事ではデリカD:5のグレード構成と各グレードの違いを解説すると共に個人的なおすすめグレードも紹介したいと思います。
デリカD:5の各グレードの違い
デリカD5には6グレード用意されています。その中でも更に都市型のデリカに仕上げた「URBAN GEAR」2種類と通常のオフロード向けのグレード4種類に分けられています。
まずは各グレードの名前と簡易的な立ち位置、それに価格を確認しましょう。確認したら次は各グレードはどういった人にオススメできるのかを解説していきます。
グレード名 | 価格 | 簡易的なグレード内容 |
M | 384万円 | 最も安価なベースグレード |
G | 394万円 | ベースグレード+電動スライドドア等の基本装備 |
G-power Package | 408万円 | ベースグレードのGに加えて運転席シートヒーターや電動テールゲート等の快適装備 |
P | 421万円 | デリカD:5の最上級グレード。外装や内装も専用装備の豪華なものとなる |
URBAN GEAR G | 406万円 | デリカD:5の外装をよりスポーティーにしたモデル。専用のエアロが装着されている |
URBAN GEAR G-powerpackage | 420万円 | URBAN GEARの最上級モデル。装備内容としてはG-power Packageと同じ |
デリカD:5 グレード【M】は支払価格を安く抑えたい人におすすめ!でも装備の確認は慎重に
デリカの中でも最も安いグレードの【M】は車の支払価格を少しでも抑えたい人におすすめです。トップグレードとの差は40万円にもなるので軽視できる金額ではありませんし「デリカが欲しいけど予算が…」という人は選択する価値が十分にあります。
注意点としては装備類がかなり簡素になっていて一部装備がオプションでも選ぶことができないという事が挙げられます。
具体的には以下の装備がオプションでも選ぶことができなくなっています。(ミドルグレードの【G】と比較して)
- 7人乗りモデル
- 本革シート
- マルチアラウンドモニター
- 自動防眩ルームミラー(マルチアラウンドモニター付)
- 運転席側ワンタッチ電動スライドドア
- アクセサリーソケット(DC12V、リヤクォーター)
- アクセサリーコンセント(AC100V、フロアコンソールボックス)
- 18インチタイヤ(グレード【M】は標準16インチ)
更に最上級グレードの【P】と比較すると以下の装備が選べなくなっています。
- ルーフビームガーニッシュ(天井照明)
- 後側方車両検知警報システム
- エレクトリックテールゲート
これらの装備が不要だと感じるのであれば【M】は安くデリカを買うことができますので悪くはありません。
ただ…一つ上の【G】との価格差が10万円しかありませんので、このクラスのミニバンの必須装備とも言える電動スライドドアを捨ててまで選択する価値があるかどうかは自分の使い方を見直して良く考えてみる必要があります。
デリカD:5 迷ったらミドルグレード【G】を選んでおけば間違いない!
デリカのグレードの中で最も無難な選択肢が【G】です。
【G】はこのクラスのミニバンに求められる装備は一通り備えていて普通に使う分には全く不足なく使うことができます。一つ上の【G-power Package】との装備の違いは以下の通りとなります。
【G-power Package】と比べてオプション選択とされている装備
- 運転席パワーシート
- 運転席・助手席シートヒーター
【G-power Package】と比べて選択不可とされている装備
- 後側方車両検知警報システム
- エレクトリックテールゲート
G-powerとの装備差は主に快適装備と安全装備の違いとなるのですが、最も気にするべきはエレクトリックテールゲートが必要か否かでしょう。やはりミニバンのドアは電動の方が何かと便利ですので自分が必要になるかどうかで【G】にするか【G-power Package】にするかが決まりそうです。
逆に言えば安全装備の後側方車両検知警報システムとエレクトリックテールゲートが必要無い場合は運転席パワーシートや運転席助手席シートヒーターはオプションで選ぶことができますので、あえて【G】+上記のオプション(54,000円)という選び方をして5万円程を節約するのも悪くありません。
デリカD:5 装備満載の【G-power Package】はコスパ最強!
恐らく最も売れ筋グレードになるであろうグレードがこの【G-power Package】です。
装備内容自体は【G】グレードの差分と変わらないのですがやはり最も大きな違いは電動テールゲートを選べるか否かです。オプション選択できる運転席パワーシートと運転席助手席シートヒーターの金額を除けば電動テールゲートの価格は5万円程度になるので、せっかっくデリカD:5を買うのだから付けたい気もします。
こう考えるとやはり【G-power Package】がコスパ的に最も優れているグレードと言えそうです。
ちなみに最上級グレードの【P】との装備違いは以下の通りです。
- ルーフビームガーニッシュ(天井照明)※選択不可
- マルチアラウンドモニター※オプション
- 自動防眩ルームミラー※オプション
- 後側方車両検知警報システム※オプション
となっています。
それよりもこの中で注目したいのはマルチアラウンドモニターがオプション設定になることですね。駐車の際に自車の周りを上から見下ろしたような視点で見ることができるこの機能は、デリカのように大柄な車を運転する際には非常に重宝します。
【G-power Package】で唯一選べない装備はルーフビームガーニッシュですが、これは正直好みの問題ですのでどうしても欲しいという人は必然的に【P】を選ぶしかありませんが、大して魅力に思わない場合は【G-power Package】+マルチアラウンドモニター(59,400円)を選ぶのが良いでしょう。
デリカD:5 内装も外装も全てをオシャレに乗りたいのなら【P】を選ぼう
ノーマルデリカの最上級グレードが【P】です。
【P】はこれまで紹介してきた装備が全部搭載されているのに加えてルーフビームガーニッシュと呼ばれるインテリアの加飾が追加されます。更に外装面でもフロントマスクに専用のメッキパーツが装着されるなどパッと見で見ても最上級グレードの【P】であることが分かるようなデザインとなっています。
このグレードを選ぶと全ての装備が付いてくるので不足は絶対に出ませんが、一方で価格も420万円とベースグレードの【M】と比べて40万円も高くなっています。最上級グレードを選ぶ前に「本当に全部の装備が自分に必要な物なのかな?」と自問してみると良いでしょう。
意外と必要無い装備もあったりするので注意してください。
URBAN GEARの二種類は外装が気に入れば買い!
デリカにはもう一つ【URBAN GEAR】と呼ばれるシティ向けのエアロを付けたグレードが存在します。こちらは装備内容自体は通常のデリカと大して変わらないのですが何といってもエクステリアの違いがかなり違いますので実際に自分の目で見てみて気に入れば【URBAN GEAR】を選択しましょう。
ただせっかくオフロードを走れる性能を持っているデリカのアプローチアングルを悪化させてしまうエアロを装着する【URBAN GEAR】は個人的には「う~ん」って感じがします。
まぁとにかく【URBAN GEAR】と通常のデリカの違いは外装だけですのでどちらが気に入るか、だけで決めてOKです。
デリカD:5の個人的なおすすめグレードは…
さて、ここまで各グレードの特徴とグレード毎の違いを解説してきましたが、ここからは個人的なおすすめグレードを紹介したいと思います。
私の個人的なおすすめグレードはずばり
ノーマルデリカの【G-Power package】+オプションでマルチアラウンドモニターを選択
ですね。
- 【M】グレードは電動スライドドアじゃないので却下。
- 【G】グレードは悪くはないのですがデリカD:5のようなミニバンではリヤハッチの電動ゲートは何かと便利ですので選べない【G】は却下。
- 【P】グレードはルーフビームガーニッシュが少し派手すぎるので却下。
- 【URBAN GEAR】二つはデリカらしくない外装になってしまうので却下。
つまり残ったのがG-powerなのですが、やはりデリカのような大柄な車を運転するときは安全面から見てもマルチアラウンドモニターは欲しい所ですのでオプションで装着しました。
恐らくこれが最もコスパの良い選び方だと思われます。
これからデリカD:5を購入検討されている方は是非参考にしてみてください。
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