車の本質とは?
スイフトスポーツは名車中の名車
どうもどうも!
スイフトスポーツ(ZC33S)オーナーの皆さま、運転楽しんでますか?
私は毎日の通勤が楽しくて楽しくて仕方ありません(笑)
そんなスイフトスポーツですが実際に所有しているオーナーはモチロン、国内外問わずメディアの評価も非常に高いですよね。
その評価の高さはかなりのものですし、初代スイフトスポーツの一貫した車作りからスイフトスポーツは「名車」との呼び声も高いです。
ではなぜスイフトスポーツは「名車」と呼ばれることが多いのでしょうか?
私はそう呼ばれるに至ったのには二つの大きな理由が存在すると思っています。今回はその理由を探っていきたいと思います。
スイフトスポーツが名車と呼ばれる理由その1【軽さ】
スイフトスポーツの優れた点は数多くありますが、まず何といってもその「軽さ」は目を見張るものがあります。
これは初代のHT81Sからずっと続いていることで、ATモデル等どんなに重くても必ず1.1t(1100kg)は切ってきています。
車にとって「軽い」ということは計り知れないメリットをもたらします。
そもそも車というのは物理の法則に支配されているので軽い物の動きが軽快になるのは当然っちゃ当然の話なんです。
いくら技術が進歩し、タイヤのキャパシティが上がっても路面との摩擦力以上のグリップ力は発揮できません。
それなのに現代の多くのスポーツカーはどんどん「大きく」そして「重く」なっていってしまっています。
例えばホンダ「シビックtype-R(SiR)」などは好例でしょう。
昔のシビックは良く回るV-tecエンジンと軽量軽快なボディによって多くのファンを魅了していました。
例えば私の乗っていたシビック(EG6)は重量1000㎏そこそこでした。その軽量ボディと良く回り使い切れるパワーのエンジンを持っていて非常に良い車でした。
しかし現行のシビックtype-Rなどは1380㎏もあります。
日産のSUVであるエクストレイルが大体同じくらいの重量と言えばその重さが分かっていただけると思います。
馬力こそ300馬力を超えたエンジンを積んでいますが、果たしてそのパワーをどこで使い切れるというのでしょうか?せいぜいサーキットのバックストレートくらいでしょう。
私はスポーツカーの最も楽しい時はズバリ「曲がっている時」だと思っています。直線をかっ飛ばすだけなんて大排気量のセダンでもSUVでも何だったらミニバンだってできるわけです。
しかし地面に張り付くように軽快に曲がっていくあの気持ちよさはスポーツカーじゃないと味わえません。そしてその為にはタイヤのグリップを超えない「軽さ」が必要です。
それなのに昨今のスポーツカーはカタログスペックやニュルのタイムを追い求め、モアパワーモアスピードを追い求めすぎているように感じます。その結果どんどんヘビー級になってしまっていっています。
…あ、もちろんフェラーリやランボルギーニ等の超高級プレミアムスポーツカーは別ですよ?あれは見栄張れてなんぼの世界の車ですから(笑)
その点から言うとSUZUKIのスイフトスポーツは2003年に初代HT81Sが初登場してから14年後のZC33Sまでずっと軽量ボディを磨き続けてきました。
しかも4代目であるZC33Sに至っては本来であれば、歩行者保護や安全装備の為に重くなってしまう車重を逆にスイフトスポーツ史上最も軽くしちゃってるのですから驚きです(笑)
何も理解していない人は「コストカットだ」「他車に付いている装備が無いだけだ」などと言いますが、もちろんそんなのはバカげた妄想です。
ZC33Sが驚異の1トン切りを果たせたのは全てスズキの高い技術力から生み出された新ボディ「ハーテクト」と呼ばれる超軽量高剛性プラットフォームを始めとする軽量化技術の賜物です。
決して安くはない開発費を投入し、たとえ重くなっても「安全性」を謳えば誰も文句は言われないであろうこのご時世に「コダワリ」を持って軽量化技術に邁進したのは、「スイフトスポーツは軽量で軽快でこそだ」というスズキの信念があるからだと私は思います。
その「コダワリ」こそがユーザーにスイフトスポーツを「名車」と呼ばせているのだと私は思います。
スイフトスポーツが名車と呼ばれる理由その2【安さ】
軽さが一つ目の大きな理由ですがもう一つの大きな理由として「価格の安さ」が挙げられます。
どれほど安いのかと言うと見て見て下さい。
歴代スイフトスポーツの価格を一覧にしてみます。(グレードやトランスミッション等で値段が若干変わるのでおおよその値段です。)
型式 | 発売年 | 値段 |
HT81S | 2003年 | 約120万円前後 |
ZC31S | 2005年 | 約160万円前後 |
ZC32S | 2011年 | 約170万円前後 |
ZC33S | 2017年 | 約180万円前後 |
どうですか?
値段こそ若干上がってはいるもののいつの時代も、誰にでも手が届く値段で提供してくれていますよね。
特に収入の低い若者(私含めて)からの支持は厚くて、その低価格ぶりは「スポーツカーに乗りたいけど買えないよ…」という大半の若者に寄り添っていることが分かります。
そしてそんな若者が中年の大人になった今、またスイフトスポーツを支持しているのではないかと思います。
車というのは乗ってナンボの物です。
それなのに「買うだけでいっぱいいっぱい」では車の魅力はオーナーに伝わりにくいでしょう。
もし無理して買ったスポーツカーだと気持ちよくアクセルを踏み込んでも常に高額なローンが頭をよぎり、更にガス代や太いタイヤ代を考えてしまって町内を一周したら車庫へ…なんて人もいるかもしれません(笑)
スイフトスポーツは初代からずっと通常のスイフト+α程度で買える価格設定にしています。
私はこれもSUZUKIのスイフトスポーツに対する「コダワリ」だと思っています。
安いが故に気兼ねなく乗り回せるスイフトスポーツは「楽しい体験」をオーナーに確実に残し、そのオーナーが大人になった今も支持を続けているのです。
そして今、また私のような若者に支持されています。
世代を超えて支持され続けるSUZUKIスイフトスポーツは文句無しに「名車」と呼ばれるに相応しい車でしょう。
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