オールマイティーなスイフトスポーツ(ZC33S)だからこその悩み。
スイフトスポーツ(ZC33S)にセーフティパッケージは必要か?
どうもどうも!
皆さんのスイフトスポーツ(ZC33S)にはセーフティパッケージや全方位モニターは装着されていますか?
私のスイフトスポーツ(ZC33S)には両方装着されているのですが、インターネット上を見ているとスイスポを検討している人に結構悩んでいる人が多かったので、実際にオプションを付けたオーナーとして3か月乗って使ってみての感想と使い勝手を書いていきたいと思います。
そもそもSUZUKIセーフティパッケージや全方位モニターとは?
そもそもセーフティパッケージやら全方位モニターとはなんぞや?と思われている方も多いのではないでしょうか。スイフトスポーツといえばやっぱり走行性能なんかが取り上げられがちなので、興味の無い人もいるでしょうしね(笑)
SUZUKIのホームページから画像を引用させてもらいました。
スズキでは大きく分けて8つの先進安全支援機能を合わせて「セーフティサポート」と名付けていて、更に上記の先進安全支援機能に加えて以下のオプションが含まれているのが「セーフティパッケージ(¥86,400)」です。
- SRSカーテンエアバッグ
- フロントシートSRSサイドエアバッグ
- リヤシートベルトフォースリミッター(左右2名分)
- リヤシートベルトプリテンショナー(左右2名分)
更に上記の「セーフティパッケージ(¥86,400)」を付けると選べる「全方位モニター用カメラパッケージ(¥58,320)」を選ぶと以下のオプションが装着されます。
- 全方位モニター用カメラ(フロント/サイド(左右)、バックカメラ)
- フロント2ツィーター&リヤ2スピーカー
- ステアリングハンズフリースイッチ
つまりスズキが提唱している「セーフティーサポート」の中には全方位モニター用カメラは含まれていますが、実際のオプションとしては以下のようになります。
セーフティパッケージ | ¥86,400 |
全方位モニター用カメラパッケージ | ¥58,320 |
セーフティパッケージ+全方位モニター | ¥144,720 |
SUZUKIセーフティパッケージの購入前の疑問点
さてそんなセーフティパッケージと全方位モニター用カメラパッケージなのですが、購入前に悩むオプション第一位といってもいいかもしれませんね。
メーカーや営業から大々的にオススメされるのも理由の一つですが、なによりパッケージ内容が多岐に渡っているのでオプションとしてのコストパフォーマンスがイメージし辛い点が主な理由だと思うんですよねぇ。
実際私も買う時はかなり悩まされました(笑)
恐らく私が悩んでいた理由が大半の人が悩む理由と同じだと思いますので、その悩みを踏まえた上で購入してよかったかどうかを一つずつ解説していきます。
私が悩んでいた主な理由としては以下の4つを思い出しました。
- せっかく安いスイフトスポーツが約8万円(両方なら14万円)高くなる
- ナビの機種が選べなくなる(全方位モニター用カメラパッケージ)
- 全方位モニターが使い物になるのか不安(今まで全方位系を使用したことが無い)
- そもそも必要なのか否か
一つずつ順番に話していきたいと思います。
1.せっかく安いスイフトスポーツが8万円(両方なら14万円)高くなる
一つ目はスイフトスポーツの大きな武器の一つである「安さ」をスポイルしてしまうという点ですね。
スイフトスポーツはベースグレードにオプション一切ない状態、つまり「最も安い状態」ならば以下のようになります。
スイフトスポーツ(ZC33S)(6MT) | ¥1,836,000(税込) |
スイフトスポーツ(ZC33S)(6AT) | ¥1,906,200(税込) |
改めて見るととんでもないバーゲンプライスしてますね(笑)
では実際に6AT、6MTそれぞれに「セーフティパッケージ」と「全方位モニター用カメラパッケージ」を付けた場合は以下のようになります。
スイフトスポーツ(6MT) | スイフトスポーツ(6AT) | |
ベースグレード(最安値) | ¥1,836,000(税込) | ¥1,906,200(税込) |
セーフティパッケージ | ¥1,922,400(税込) | ¥1,992,600(税込) |
セーフティ+全方位 | ¥1,980,720(税込) | ¥2,050,920(税込) |
このように流石に高くなっちゃい…
…いや付けても安すぎでしょ(笑)
普通のコンパクトカーや軽自動車ですら200万円なんて余裕でいくこの時代に自動ブレーキなどの各種先進安全装備と全方位カメラを装備しても200万円を超えるのは6ATだけです。
つまり14万円足してやっと他メーカーの「スポーツモデルじゃない」コンパクトカーと同じくらいの値段になるだけです。
言うまでもなく走行性能を加味すれば200万円でも異常なまでのバーゲンプライスです。
ですので私はこの悩みである「せっかく安いスイフトスポーツが8万円(両方なら14万円)高くなる」は「確かに14万円高くなるがそもそも安すぎるので商品として割高にはならない」と結論付けました。
2.ナビの機種が選べなくなる
セーフティパッケージならばナビの制約はありませんが、全方位モニター用カメラパッケージを装着すると純正ナビでは[パナソニックのスタンダードメモリー(7or8インチ)ナビセット(C9ZK or C9ZN)]しか選べません。
これは人によっては結構なデメリットになります。
実際私もHDMI入力を備えているパイオニアの8インチナビを選びたかったのですが全方位モニターを優先するためにパナソニックの8インチナビを選びました。
ちなみにパナソニックの8インチナビでできないことはipodやiphoneの動画が再生できないこととHDMI入力できないことくらいです。
動画を見るには少し工夫がいりますが、そもそも車内で動画を見たりしない人は何のデメリットもありません。
ですので私はこの悩みである「ナビの機種が選べなくなる」は正直若干の我慢を強いられました。
人によってはデメリットになる項目ですね。
ちなみに社外品のナビを使ってもコチラのハーネスを使えば全方位モニターも使えるみたいです。
3-1.全方位モニターが使い物になるのか不安(今まで全方位系を使用したことが無い)
私が最も悩んだのはこのポイントかもしれません(笑)
今までバックモニターがついた車は乗ってきましたが全方位モニター、いわゆる俯瞰映像(上から見下ろした映像)を出力できるモニターのついた車は初めてだったのでぶっちゃけ「珍しいだけで使い物にならないだろう」「あんなのに頼るのは下手糞だけ」と根拠もなく見下してました。
しかし使ってみると意外や意外!使いやすいではないですか。
慣れこそいるものの車の周囲が見渡せて死角の障害物がとっても見やすくなりました!
3-2.全方位モニターに関する誤解
私が全方位モニターに対して勘違いしていたことの一つに「バック時の俯瞰映像でしか使えない」と思っていたことがあります。
しかしそれは全くの誤解でした(笑)
実際にどのような使い方ができるか写真を撮ってきました。
夜に撮影したので夜間の見やすさや実用性等も併せて確認してみてください。
ちなみにバックライトは明るい物に交換していますので純正状態はもうちょっと暗いと思っておいてください(笑)詳しくはコチラの記事↓から。
https://kantan-say.com/2018/10/17/post-166/
まずは通常の後退時の俯瞰映像+バックモニターです。見やすいように少し大きめの画像を載せます。
最も見えづらい左前と左後ろがしっかり映っていることが分かってもらえるかと思います。
次にフロントのみの映像です。
これはバック時だけじゃなくいつでも表示することができます。
お次がフロントカメラ+俯瞰映像です。
最後にフロントカメラ+左前フェンダーのサイドカメラです。
これが一番便利ですね!
例えば狭い路地から頭だけ出す時だとか、対向車との離合の時に幅寄せする時とか物理的に見えない時に重宝します。
このように様々な使い方ができるのでシーンに合わせて死角を確認することができて非常に安全で便利です!
ですので「全方位モニターが使い物になるのか不安(今まで全方位系を使用したことが無い)」の結論としては「とてつもなく便利になっている」と言えます。
全方位モニターが使い物になるかならないかを心配するより、むしろオーナーが使いこなす練習をする心配をした方がいいですね(笑)
3-3.全方位モニターの映像の切り替え方
ちなみに上記の俯瞰映像以外の映像の出し方としてはパナソニック8インチナビ(C9ZK)の場合ですとナビ本体についているボタンの一つの「OPT」ボタンを押すと順番に切り替わっていきます。
写真でいうとこの赤線でかこってあるボタンのことです。↓
オーナーさんでも意外と知らない人もいると思いますので是非一度試してみてください(笑)
使わない手はないですよ!
4.そもそも必要なのか否か
では最後の総合的な悩みである「そもそも必要なのか否か」ですが。これはもう間違いなく「どちらも必要である」と断言できます。
セーフティパッケージや全方位モニター用カメラパッケージを不要だと考える人には以下のような考えの人が多いのですが
- ミラーだけあれば十分、今まで幅寄せもバックもぶつけたことが無いしいらない
- 自動ブレーキなんて必要ない。自分の運転技術の方が信用できる
- 踏み間違いなんてありえないから誤発進抑止機能なんて必要ない(6AT)
- etc…
自分の運転技術を過信し始めるとそれはもう事故する日が近づいてきているってことでもあるのです。こういった先進安全支援機能を「ダサイ」「カッコ悪い」と考えている人が一定数いることも理解しています。
しかし今や我々スポーツカー乗りには当然となった電子制御である、ABSやESPなども昔は存在しませんでした。
そういった目に見えない安全装置には助けてもらって目に見える安全装置は毛嫌いするのは少し時代遅れと言わざるを得ません。
例えば全方位モニターを付けない理由として「ミラーで十分」ってのがあると述べましたが、いくらミラーを見ていても車には物理的に必ず死角が存在します。そうである以上は「ミラーで十分」なんてのは「まだ事故していないだけ」ってだけなのです。
安全装備には開発されるに至った事故の記録が必ず存在し、その事故を少しでも無くす為に開発されています。その装備を軽視するということは事故を自分の物として捉えていないからです。
セーフティパッケージも同様で、例えばセーフティパッケージに付いてくる「SRSサイドエアバッグ」はいざ事故が起こった時に運転者はモチロン同乗者も守ってくれるものです。それだけでも8万円払う価値はあると思いませんか?
こういった理由から私はセーフティパッケージ+全方位モニター用カメラパッケージを装着しました。
これから購入される方もこの2つは是非オプションとして付けるべきだと思いますよ!
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