お手頃なホットハッチとして名高いスイフトスポーツ。安く買えるなら安いに越したことはありません。
「ディーラーで見積もり貰ったけど、この値引き額は多いのか少ないのか分からない…」私も購入時に大分悩んだので、平均的な値引き額をお教えします。
この記事を読むと?
- 自分が取ってもらった見積書に記載されている値引き額が「多いのか」「少ないのか」が分かります。
- スイフトスポーツを更に安く買うことができます。
私が購入したのは今年の6月ですが、どうもスイフトスポーツは発売から一年以上経ったので値引き額も若干変わってきているようです。
値引き額の推移などを見つけることができましたので、これから購入検討されている方の為にシェアしておきます。
スイフトスポーツの値引き額が少ない理由
スイフトスポーツは今現在でも納車が2か月~3か月待ちの人気車です。通常人気車というのはディーラーも強気で、値引きがあまり期待できません。
また「値引きができない」と言われる人もいるようです。
その理由は以下の4つです。
- 理由①:人気のある車種である
- 理由②:メーカー自身が一定額以上の値引きを禁止している
- 理由③:そもそも価格が安く利益率が低い
- 理由④:下取り車に上乗せされている
理由①~④まで順番に説明します。
誰しも車を買う時は少しでも安く買いたいものです。
しかしあまりに無理な高額の値引きをディーラーに要求すると「この客は面倒な客だ」と思われてしまい、その後のメンテナンス等を頼みにくくなります。
相手も人間ですので無理難題を言ってくる人には良くしてあげようと思いませんよね?
ただ、だからといって遠慮しすぎて値引きを全然引き出せないと損してしまいます。
値引き交渉の難しい所はこの「バランス」を取ることです。
そしてそのバランスを取るには値引き額の「相場」を知ることが必須条件になります。
この記事を読んでディーラーの営業に鼻で笑われない「相場観」を身に着けて値引き交渉に挑んでください。
理由①:人気のある車種である
値引きがされない最も多い理由としては購入対象車が「人気のある車種」であることが挙げられます。
ちょっと考えてみていただければイメージしやすいのですが以下の二つの車、どちらの方がディーラーは値引きしたいと思うでしょう?
- 放っておいても飛ぶように売れていく車
- 客が試乗に来ることさえ稀でCMも全然やっていない売れない車
…
当然②の不人気な車をディーラーは値引きしますよね?
①の人気車種は放っておいても売れるんですからわざわざ値段を下げる理由はありません。
この考えでいいますと、スイフトスポーツは代々人気のある車種ですので値引きは少なめな車種だといえます。
理由②:メーカー自身が一定額以上の値引きを禁止している
これは私が前車とスイフトスポーツを買う際に実際に遭遇したパターンで、値引き交渉を煮詰めていき限界相場価格に近付くにつれ営業の離籍率が増えました。そして事前に下調べしていた相場+αの額を超えると「すみません。この車種の本体値引き限界ですので後はオプションから引かせてください…」と言われました(笑)
理由を聞くと「メーカーから値引きの制限が設けられている」と話してくれました。更に詳しく聞くと一部の特別モデルやスポーツカー等では良くある話だそうです。
この額まで到達してしまうと、もうディーラー権限の範疇を超えていますのでいくら営業に詰め寄っても絶対に本体からそれ以上の値引きはできません。
ですのでこういった話が出始めたら本当に限界なんだな。と思っておきましょう。
フェイクで早い段階に上記の話をし出すやり手の営業マンもいますので、値引き相場の下調べは重要です。
理由③:そもそも価格が安く利益率が低い
これはディーラー云々ではなく、メーカーの価格設定によって「値引きができない」と言われるパターンです。
自動車メーカーは「値引きされるもの」として実際に利益が出る販売価格より若干上乗せして価格設定しています。そしてその上乗せ分をかなり多くしている場合があります。
しかしこれは諸刃の刃です。
そういった価格の決め方は、実際は利益を削らず値引きをしているように客に見せられます。一方で見かけ上の値段が高くなってしまうので、そもそも客が興味を示さなくなる危険性もあります。
で、問題は最初から本当に安く価格設定されているパターンです。
その場合は上記のパターンとは逆でスタートの値段が安い代わりに値引き余地があまりありません。
ただどちらのパターンにも言えることですが、販売側の利益が無くなるような価格には「絶対に」なりませんので営業が本心で言っているのか建前で言っているのかは良く見極めましょう。
当然この場合も「本当の限界価格」より大幅に下回るような値引き交渉は相手を困らせるだけで絶対に実りませんので注意が必要です。
理由④:下取り車に上乗せされていたり、オプションから引かれている
見落としがちなのがこのパターンです。
見積書を取ったことがある人ならばわかると思いますが、値引きというのは以下の三種類が存在します。
- 値引き①:車両本体からの値引き
- 値引き②:オプションからの値引き
- 値引き③:下取り車の買取価格に上乗せ
値引き①:車両本体からの値引き
車両本体からの値引きです。
大体の場合ディーラーに価格決定権限は与えられておらず、メーカーから「値引き価格限界」が伝えられているだけです。
値引き②:オプションからの値引き
選んだ付属オプションの総額からの値引きです。
これはディーラーの裁量による部分が大きくて、車両本体からの値引きに比べて遥かに大きな値引きが期待できます。
また金額を値引きするのではなく「オプションをタダで付けるから実質的な値引きにしてくれ」というパターンもあります。
「実は値引きはもう限界でして、5万円の値引きはかなり厳しい状況です…。その代わり5万円分のオプションをつけるのでそれでどうでしょうか?」
などと言ってきたりします(笑)
本当に欲しかったオプションならば大きな値引きとなりますが、必要ないオプションの場合は遠慮せずに断って「オプション総額から引いてくれ」と伝えましょう。
お願いをしても「オプションを付ける事は出来るけど値引きは無理です。」と言われたら大人しくオプション付けてもらっときましょう。
繰り返しになりますが無理な値引き要求は絶対にNGです。
値引き③:下取り車の買取価格に上乗せ
現在乗っている車の下取り価格に上乗せする形で実質的な値引きとするパターンです。
この値引きはディーラー:メーカー=50:50程度の裁量権が与えられています。
ですのでディーラーの裁量分は比較的容易に上乗せさせることができますが、メーカー指定買い取り額を大幅に超えそうになると途端に上乗せはできなくなります。
「自分の物を売る」ということで最も値引き交渉がしやすい項目ですが、一方でディーラー下取りはそもそもの「買い取り額」が安すぎるのが難点です。
ちなみに車によっては数十万円の差が出てしまうのでディーラー下取りに出すよりは買い取り専門業者に出すことをおススメします。
私の前車はディーラーで110万円の下取り見積もりでしたが買い取り専門店だと140万円での買い取りでした。
スイフトスポーツの値引き額の目安
さて本題です。
ここまではスイフトスポーツの値引き額交渉時の注意点を書いていきましたがここからは値引き額を書いていきます。
結論から書くとスイフトスポーツの値引き額の相場の「ベース」は…
10万円~15万円です!
あくまで「ベース」です。
どういうことかと言うと10万円~15万円というのは「車両本体からの値引き」の限界価格です。つまりメーカーが決めている領域の値引きですね。
ちなみに私は車両本体からは15万円の値引きでした。
ここから先はディーラーが裁量権を持っている「オプション内容」と「下取り価格」です。
値引き手順としては
- 車両本体からの値引きをお願いする
- オプションからの値引きをお願いする
- ディーラー下取りに出すなら下取り価格に上乗せをお願いする
といった具合です。
コツとしては車両本体からの値引き等「キツイ値引き」からお願いしていき、徐々に楽な値引きへと移行していくのがオススメです。
人の心理として後半につれて要求が厳しくなっていくよりも要求が楽になっていく方が安心するからです。
営業マンも同じ人間です。気持ちよく値引きさせてあげましょう。
そして忘れてはいけないのは「車は買って終わり」ではなくその後もメンテナンスが必要な物だという事です。
無理な値引きをしてディーラーとの関係を悪くしないように気を付けましょう。
また今回の値引き相場はあくまで目安ですのでディーラーが本当に無理そうだったら無理に詰め寄らないようにしましょう。
あまりにしつこく食い下がると「出ていってください」と言われるのがオチですので(笑)
この記事を読んで、これからスイフトスポーツを買おうとしている方々が少しでも安く購入できれば幸いです。
①今乗ってる車っていくらで売れるんだろう?
②ディーラーで提示された金額が思ったより安かった…
③せっかく売るんだから一番高く買い取ってほしい!
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車種にもよりますが一般的な車屋の下取りよりも実に30万円以上も高く売れることがあります。
もちろん査定をしたからといって売らなければいけないなどという事は全くありません。あくまで「自分の愛車って今いくらなんだろう?」程度の気軽なものでOKです。
是非一度自分の愛車の「現在の相場」を調べてみましょう。きっと驚く結果を知ることができますよ。