2002年に生産を終了したスープラがデトロイトモーターショーでついに新型として復活しました。トヨタのスープラは6気筒FRスポーツとして今でも根強いファンを持っており「スープラの復活」はそういった人たちの悲願でした。
本題に入る前に、このエコエコ言われている時代に「トヨタ86」に続きピュアスポーツカーである「スープラ」までもを復活させたトヨタの社長「豊田章男」さんに敬意と支持を示します。
新型トヨタスープラの価格が高すぎる?
待望の新型スープラですがリーク情報が出回り始めたあたりから「よくやった!」と喜ぶ人と「こんなのスープラじゃない!」と否定する人の二通りの人が出てきました。
その理由はいくつかありますが最も大きな声は「価格が高すぎるのではないか」というものでした。
ちなみに現在予想されている中で最も有力な価格は
- 下位グレード400~450万円程度
- 上位グレード700万円
というのが最有力価格です。
スープラは先代とは立ち位置が変わった
新型スープラの値段と主要諸元は以下の通りです。
グレード | RZ | SZ-R | SZ |
---|---|---|---|
排気量(ℓ) | 2,998 | 1,998 | |
エンジンタイプ | 直列6気筒ツインターボ | 直列4気筒ツインターボ | |
トランスミッション | 8速オートマチックトランスミッション | ||
駆動方式 | FR | ||
最高出力(kW[ps] /rpm) | 250[340] / 5000-6500 | 250[340] / 5000-6500 | 250[340] / 5000-6500 |
最大トルク(N・m)[kgf・m] /rpm | 500[51.0] / 1600-4500 | 400[40.8] / 1550-4400 | 320[32.6] / 1450-4200 |
0-100km/h(秒) | 4.3 | 5.2 | 6.5 |
全長×全幅×全高(mm) | 4380×1865×1295 | 4380×1865×1290 | |
ホイールベース(mm) | 2470 | ||
予想価格(円) | 7,000,000 | 5,000,000 | 4,500,000 |
注目すべきはやはりその価格です。今はまだあくまで予想価格でしかありませんがベースグレードの「SZ」でも450万円、最上級グレードのRZともなると700万円にものぼります。80スープラの最上級グレードが450万円程度で売られていたことを考えるとその価格の高さは分かって頂けるかと思います。
ただ価格差だけを見て「ほらやっぱり高いじゃないか!ボッタくりだ!」と騒ぐのは止めてください。というのも先代と新型を比べた時に注目すべきなのは新型スープラは先代のスープラとは若干立ち位置が変わってきているということです。
先代の最上級グレード=新型のエントリーグレード
先代の80スープラは6気筒NAと6気筒ツインターボの2種類が用意されていました。新旧比較の為に80スープラ後期の最上級グレードのスペックも用意してみました。
エンジンタイプ | 6気筒ツインターボ |
トランスミッション | 6MT |
駆動方式 | FR |
最高出力(kW[ps] /rpm) | 206[280] / 5600 |
最大トルク(N・m)[kgf・m] /rpm | 451[45] / 3600 |
0-100km/h(秒) | 5.6 |
全長×全幅×全高(mm) | 4520×1810×1275 |
ホイールベース(mm) | 2550 |
価格(円) | 4,480,000 |
これを見て勘の良い方ならば気づくと思いますが、80スープラの最上級グレードと新型スープラのエントリーグレードはほぼ同じような性能と価格になっているのです。
つまり新型スープラは何も車自体が高くなってしまった訳ではなく、グレード構成が上方向に広くなっただけなのです。よりハイパフォーマンスなモデルへと立ち位置を変えたとも言えるでしょう。
しかしそれでいながら先代スープラと同じような性能、価格のエントリーモデルを用意して既存のスープラファンのことも考えたトヨタはかなり良心的だと言えるでしょう。
新型スープラおすすめのグレードは?私ならSZ-Rを選ぶ!
そんな新型スープラを購入する場合、あなたならどのグレードを選びますか?
私がもしスープラに乗り換えるとしたらミドルグレードの「SZ-R」を選びます。
最上級グレードの「RZ」の性能は魅力的ですがやはりスープラに700万円はちょっと払えません…それなら素直にBMWのZ4を買います。
逆にエントリーグレードの「SZ」の場合は最高出力こそ「SZ-R」と同じですがトルクが下がっているのは明らかなデチューンに感じてしまって気分の良い物じゃありませんし差額も50万円程度ですので積極的にエントリーグレードを選ぶ理由が無いように感じます。
よって新型スープラのグレードは最もコスパのよい「SZ-R」をおすすめします。
新型スープラは競合車(ライバル)がかなり多い
新型スープラは同じ性能のグレードならば先代と比べてそこまで高くなっているわけではありませんが、それはあくまで80スープラと比べた場合の話です。
スポーツカーを出しているのはトヨタだけではありませんし、ましてや700万円もの予算を用意できるのであれば国産外車問わず選びたい放題です。新型スープラが良い車なのは間違いありませんがオンリーワンな車かと問われると疑問は残ります。
特にスープラはトヨタ初の試みでBMWと共同開発した車です。つまり皮肉なことに兄弟車である「BMW Z4」ともガッツリバッティングするのです。
もちろん車と言うのはデザイン的な好みなども含めた総合的な判断で買う物ですので価格と性能だけが全てではありません。しかしこれだけ話題になっている新型スープラですので納車待ちも非常に長くなりますから、そこを突いてくる営業マンのトークに乗せられてしまい焦って「スープラしか見てないけど君に決めた!」となってしまうのではなく色々な車を見て回ってその上で「スープラがいい!」と判断してから購入しましょう。
①今乗ってる車っていくらで売れるんだろう?
②ディーラーで提示された金額が思ったより安かった…
③せっかく売るんだから一番高く買い取ってほしい!
このような悩みを解決するには厳選した8社もの大手買い取りメーカー同士を競合させて買取査定額を無料で比較検証できる【ズバット車買取比較】がおすすめです。
車種にもよりますが一般的な車屋の下取りよりも実に30万円以上も高く売れることがあります。
もちろん査定をしたからといって売らなければいけないなどという事は全くありません。あくまで「自分の愛車って今いくらなんだろう?」程度の気軽なものでOKです。
是非一度自分の愛車の「現在の相場」を調べてみましょう。きっと驚く結果を知ることができますよ。