スイフトスポーツ

先代スイフトスポーツ(ZC32S)から新型スイフトスポーツ(ZC33S)へ乗り換えるべきか?

今となっては新型スイフトスポーツは最高に楽しい車であることが分かったのですが、登場してすぐは先代スイフトスポーツオーナーからの反応は良くありませんでした。

しかし新型スイフトスポーツの評価が定まってきたことで今になって徐々に「新型スイフトスポーツに乗り換えようかな?どうしようかな?」と迷う先代オーナーが増えてきました。

そこでこの記事では先代スイフトスポーツから新型のスイフトスポーツに乗り換えるべきか否かを考えてみたいと思います。

先代スイフトスポーツか新型スイフトスポーツか

先々代のZC31SからZC32Sへの乗り換えは比較的スムーズに行われたように記憶しているのですが何故新型スイフトスポーツであるZC33Sへの乗り換えは迷う人が多いのでしょうか?迷う人が多いのには様々な理由がありますが最も大きなものは以下の2つによる理由が大きいです。

  1. エンジンが1.6リッターNAじゃなく1.4リッターターボになった
  2. ZC32SからZC33Sへのフルモデルチェンジでデザインが一新された

 

一つずつどういうことなのかを解説すると共に、これから乗り換えようかどうしようか迷っているオーナーへ新型スイフトスポーツオーナーの私が実際に乗ってみて感じたポイントを伝えますので参考にしていただければ幸いです。

エンジンが1.6リッターNAじゃなく1.4リッターターボになった

先代スイフトスポーツオーナーが乗り換えを迷う最も大きな理由として挙げられるのはエンジンが全く別物になったということです。

先代スイフトスポーツまでは通称「テンロク」と呼ばれる自然吸気の1.6リッターエンジンを搭載していました。テンロクエンジンは絶対的なパワーこそ持ち合わせていませんでしたが高回転まで気持ちよく回る特性に使い切れるパワーとストリートで使うのには持って来いのエンジンでした。

今まで殆どターボ車に乗ってきましたが今でもやはり自然吸気エンジンのスポーツカーに乗ってみたいという願望はあります。それ程自然吸気エンジンというのは得も言えぬ魅力を兼ね備えています。

先代スイフトスポーツが搭載していたテンロクエンジンというのはその「憧れ」と「気持ちよさ」を「手ごろな価格で」提供してくれる素晴らしい車だったのです。

 

一方で現行新型スイフトスポーツが積んでいる1.4リッターターボエンジン(以下:テンヨン)は先代のテンロクエンジンほど気持ちよく高回転まで回るわけではありませんが、それを補って余りある「エンジンパワー」を持ち合わせています。

最高出力自体は4馬力しか上がっていませんが特筆すべきはやはりその「トルク」です。先代のテンロクエンジン(M16A)は(160Nm(16.3kgf-m)/4,400rpm)とあくまで「必要十分」なエンジントルクを有していましたが新型のテンヨンエンジン(K14C)は(230Nm(23.4kg·m)/2,500 – 3,500rpm)と実に1.5倍近くのトルクを持っています。

しかも低回転からグイグイくるタイプのエンジン出力特性ですのでドライバーが感じる「加速感」も明らかに別物です。

先代スイフトスポーツと新型スイフトスポーツのどちらのエンジンを選ぶか

以上を踏まえた上でどちらのエンジンを選ぶか?という話ですが。

結論から申しますと

  • 官能的な楽しみ方を求めるならば先代テンロクエンジンを持つZC32Sを
  • 絶対的な動力性能を楽しみたいのであればテンヨンエンジンを持つZC32Sを

それぞれ選ぶと満足できます。

特にスイフトスポーツで「エンジンを回して高回転をキープして楽しみたい」という考えをお持ちの方は先代ZC32Sを選ぶ方が良いでしょう。

一方でサーキットを走ったり一般道でも「絶対的な動力性能をもってして余裕たっぷりに楽しみたい」という人はZC33Sの方がマッチしてるといえます。

 

ZC32SからZC33Sへのフルモデルチェンジでデザインが一新された

新型スイフトスポーツが発売された時に話題になったのは先述の「エンジン」ともう一つ「デザイン」に関する事が意外と多かったです。

実は先代ZC32Sと先々代ZC31S、そして先々々代のZC31Sは比較的キープコンセプトのデザインを用いられていて、より先鋭化されてはいたもののどこか先代の面影を残したデザインとなっていました。だから今まではスイフトスポーツがフルモデルチェンジしてもデザインについてはさして話題になりませんでした。

しかし現行スイフトスポーツとなって変異といっても良いほどデザインが変わりました。特にフロントマスクの印象はガラリと変わっていてスイフトスポーツオーナーじゃないとZC32SとZc33Sが同じ系統の車だとは分からないほどです。

 

デザインというのは個人の審美眼が多大に影響するので一概に「どっちがいい」とは言えません。しかし新型スイフトスポーツを所有した個人という条件のもとで意見を言わせていただくのであれば

  • フロントデザインは先代ZC32Sの方が格好いい
  • リアデザインは現行ZC33Sの方が格好いい

と思っています。

というのも現行スイフトスポーツのフロントマスクも格好いいのですが若干「スズキらしさ」や「スイフトスポーツらしさ」が薄れてしまっているように感じます。やはり先代スイフトスポーツのZC32Sだと思っています。

一方でリアデザインについては逆で先代スイフトスポーツは通常のノーマルスイフトと大差が無くこれまた「スイフトスポーツらしさ」が薄かったのですが現行はバンパーの塗り分けなどスポーティーなデザインが取り入れられているので一目で「スイフトスポーツ」だと分かります。

もちろん上記はあくまで私個人の感想なので、実際に乗り換えるかどうかを決めるには中古車やディーラーなどで実際に自分の目で見るしかありません。

できればその際には私が感じたことも踏まえてみて頂ければよろしいかと思います。

まとめ:先代、新型どっちを選ぶにしても慎重に

実際の所でいうとエンジンの問題もデザインの問題も最終的に「自分のフィーリングに合うか否か」でしかありません。ぶっちゃけどっちも良い車です。

ただどちらにしても言えることは「乗り換えを焦らない」ということです。

車って乗り換えると最低でも数年はそのまま乗り続けなければいけません。車屋に下見にいけば当然ながら車屋さは乗り換えを勧めてきます。「車を乗り換える」というのは気分の良い物ですが勢いに任せて自分のフィーリングに合わない車に乗り換えてしまわないように注意してください。

じっくり吟味して情報を収集してから先代スイフトスポーツに乗るのか新型スイフトスポーツに乗るのかを決めるようにしましょう。

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