この世の中には悪い人がたくさんいて、常に私達の財産は狙われています。空き巣に始まりオレオレ詐欺、大胆な犯行だと企業を狙った大規模な窃盗や銀行の現金護送車を襲撃したりする者までいます。
ニュースなどでこういった情報が流れると「お金を持っている人は大変だなぁ」と思ってしまいますが他人事ではないかもしれません。
特にこのブログを読んでいるスイフトスポーツのオーナーや他のスポーツカーのオーナー、それに特に盗まれやすい車種(ハイエースやプラド等)のオーナーは要注意です。
車は野ざらしにされてる唯一の高額資産
普段から車に乗っていると意識しなくなっていきますが、車ってものすごく高額な物なのです。「何を当たり前の事を」と思われるかもしれませんが、更にこれほど高額な物でかつ「人目の付く屋外に無人で置きっぱなし」にしてあるというのは冷静に考えれば異常な事です。
一般的には安いとされているスイフトスポーツですら200万円の物です。もし車以外の200万円の物を屋外に置きっぱなしにしろと言われたらできないですよね?
だって盗まれるのが目に見えてますから。
なぜ車だけは屋外に置いても安心できる?
ではなぜ車だけは屋外に置いていて誰でも触れる状態になっていても安心できるのでしょうか?
それは恐らく日本の治安の良さもあるでしょうが、何より盗まれた経験が無いのと最近の車のセキュリティレベルが上がっているからでしょう。
現に私も今まで車両の盗難にあったことはありませんし、治安についても海外と違って夜道を歩いていて危険な目に合ったこともありませんので日本の治安は良いのだろうなと意識せずとも感じていると思います。それに窃盗団もリスクを負っているのだから、どうせ狙うならばスーパーカーや高額車を狙うだろうとタカをくくってるという点もあります。
まぁ何にせよ犯罪に合わなくて済むならそれに越したことはありません。平和に過ごせればそれが最高ですからね。
ただ…気になる記事をいくつか見かけてしまいました。
「読むのめんどくせーよ!」っていう方の為に重要な部分を引用させていただきます。
こちらは何とショップの顔であるデモカーを盗んだという大胆不敵な犯行。SNSで超話題になりましたしご存知の方も多いのではないでしょうか。
『ユーラスのデモカーが盗難された』という情報をSNS等で目にした人もいるのではないだろうか? 名古屋のイベントに出展し、地元福岡に戻る道中で一泊した大阪で起こった“デモカー盗難”事件。
盗難から発見までのあらすじ
2月24日~25日 名古屋オートトレンド2018出展
2月25日 18時頃 名古屋オートトレンド2018終了・撤収
21時頃 大阪府大阪市西区ホテル近くの駐車場にデモカーを駐車
2月26日11時頃 デモカー盗難発覚/盗難発生をSNSに投稿/警察に被害届提出
18時頃 早朝5時頃、某所で白のクラウンと2台で走行という目撃情報
18時頃 早朝6時頃、摂津市で吹田方面に走行しているという目撃情報
2月27日1時頃 大阪府茨城市の公園でデモカー発見/発見者が警察に連絡今、人気の高まりとともにチューニングカー&スポーツカーの盗難が増えている。だから、車両盗難への備えもチューニングの一環として軽視できないと気付いてもらいたい。
https://motor-fan.jp/article/10003798
一昔前のスポーツカーにはイモビライザーと呼ばれる盗難防止装置が装着されていませんでした。
そのせいで窃盗団にすれば文字通り道端に札束が落ちているのと同じ状態だったのです。現代はイモビライザーの普及でマシにはなったが「高額な物が屋外に無人で置きっぱなしにしてある」という状態は変わっていませんので窃盗団にしてみればまだまだ「札束が落ちている」のと同じ状態でしょう。
実はイモビライザーの普及などによって自動車盗難の件数はピーク時よりは減ってきている。しかし、国産スポーツカーが被害に遭うケースは逆に急増しているのが現状だ。
特に気を付けたいのが、ちょっと前の世代のスポーツモデル。第二世代GT-Rやシルビア、ランエボ&インプ、スープラ、ホンダのタイプRなどだ。
これらのモデルは海外での人気が高い上に、その多くはイモビライザーが付いていない。窃盗団からしてみればお金がそこに落ちているようなもので、狙われるとモノの数分で持ってかれてしまう。そして盗まれた1週間後には日本を出港していた…という話が現実にあるのだという。
https://motor-fan.jp/article/10001579
また直近ではこのようなニュースも出てきています。注目すべきは盗んだ車の値段です。窃盗団はなにも高額な車だけが狙われるのではなくこういった安価なスポーツカーも狙われるという良い事例です。
62万円~132万円なんてスイフトスポーツがど真ん中の値段帯です。
スポーツカーを盗んだとして、県警捜査3課と藤沢北署などは7日、窃盗の疑いで、ブラジル国籍で無職の男(32)=平塚市東真土4丁目=を再逮捕し、妻(39)と、同国籍の女(50)=同市横内=の両容疑者を逮捕した。
中略
無職の男の逮捕、再逮捕容疑は、ブラジル国籍の女と共謀して昨年10月、伊勢原市のアパート駐車場で、2000年式のスポーツカー(約62万円相当)を盗んだほか、昨年11月には妻と共謀し、秦野市の男性会社員(42)方で01年式のスポーツカー(約132万円相当)を盗んだとしている。
http://www.kanaloco.jp/article/381390
安い車や古い車こそ油断はできない
例に挙げた3つの記事はいずれも
- バリバリにチューニングしたデモカー
- 古いスポーツカー
- 安いスポーツカー
と一つたりとも高額車、高級車はありません。窃盗団の考えは分かりませんのであくまで推測の域を出ませんが現代の高級車のレベルが凄まじい勢いで向上していて、高級車は「売れる値段こそ高いがリスクが見合っていない」のではないのではないかと思います。
例えばレクサスはG-Securityと呼ばれるセキュリティシステムを採用しています。このシステムはドアをこじ開けたり窓ガラスを割ったりするとレクサスのインフォメーションセンターとオーナーに通報がされ、要請があれば警備員まで派遣するというシステムです。窃盗団が最も嫌がるのは人に見つかったり現場に集まられることですからね。
かなり鉄壁のセキュリティと言えるでしょう。
それにそもそも旧世代のシビックタイプRやインプレッサ、ランエボ等は海外でプレミア価格が付いていて高級車よりも売価が高い場合すらあります。
とすればわざわざ高級車を狙う必要ありませんね。
自動車セキュリティで愛車を守りたい
愛車が盗まれたら金銭的なショックもモチロンですが愛着のある相棒を奪われたような喪失感に奪われます。私なら絶対立ち直れません…。
だって朝出勤しようとしたらスイスポが跡形も無くなっているんですよ?膝から崩れ落ちる自信あります。だからといってフロントガラスに「ぬすまないでください。おねがいします。」って書いておいても窃盗団は許してくれません。たぶん。
だったらカーセキュリティを導入するしかありません。効果のあるカーセキュリティをピックアップして車好きの人にシェアしておこうと思います。
あなたの愛車が忽然と姿を消す前に是非導入を検討してみてください。
【OBDガード】不正アクセスを物理的にガード
窃盗団の手口として運転席下にある自動車を診断するときに使う「OBD2コネクタ」と呼ばれる差し込み口に窃盗用の電子機器(イモビカッター)を差し込み、普通に乗り去っていくという手口が横行しています。
最近の車は電子的に制御されている部分が大半でこういった電気信号を利用した窃盗には非常に弱くなっています。
そこでOBD2端子を物理的にガードしてやろうという発想で作られたのが「OBDガード」です。OBD2端子に被せて専用キーじゃないとアクセスできないようにする物で、OBD2根本付近まで覆うので途中でケーブルをカットして不正アクセスするといった手法も使えません。
発想こそ単純ですが実は効果てきめんで、ドアは開けられますが車を持っていかれることだけは防げます。何より盗まれないことが最優先ですので理想的ですね。
またOBDガードは殆どの国産車で使用できる物ですので車を乗り換える際にも次の車に移設することができますのでOBD2端子の規格が変わらない限りは半永久的に使う事ができます。
取り付けも専用工具も必要ありませんので非常にお手軽です。
流石特許取得済み製品ですね。
※スイフトスポーツ取り付け適合確認済み
【Aguilas(アギュラス)】光と音で警戒、威嚇
OBDガードは不正アクセスで車を持っていかれることは防ぐことに主眼を置いたセキュリティですが、「Aguilas」はまず光で「この車はセキュリティ対策してますよ」っていうのを窃盗団に見せて抑止力とします。
そして万が一ドアや窓ガラスを破られて車内に侵入された時は90㏈(デシベル)という大音量で周囲に車の異常を知らせます。
90デシベルっていうと割とウルサイ社外マフラーくらいの音の強さです。しかもそれが高音で鳴り響くと考えれば音の大きさが分かりやすいかと思います。
(※サイレントモードと呼ばれるモードに切り替えることで夜間の住宅街などで近所迷惑にならないようにすることもできます。その際はリモコンが激しくフラッシング(点滅)して車の異常をオーナーに知らせてくれます。)
取り付けもOBD2コネクタに接続するだけの簡単取り付けですので、すぐにでもセキュリティを導入することができます。
あくまでセキュリティのオマケですがLED光チューブの色も選べますので夜間の光物カスタムとしても面白いかもしれませんね。
【強力ハンドルロック】運転自体を不可能にする
OBDガード、Aguilas(アギュラス)はどちらも電子的に防ぐセキュリティであったり音で窃盗犯を追い払うセキュリティなわけですが、これらを突破されてしまった場合車は一気に無防備な状態に陥ってしまいます。
そこで最終防衛線として【ハンドルロック】が効果的です。
ハンドルロックは文字通り車のハンドルをロックするものなのですが、実は少し前から「ハンドルロックは効果が無い」と言われ始めました。
それは何故かというと自動車のハンドルというのはノコギリで簡単に切れてしまうからなのです。だから従来のハンドルロックのようにハンドルの円形部分の一か所だけを保持するような物はあまり効果がありませんでした。
しかしそれはあくまで「ハンドルの外周部分を固定する」場合の話です。
ハンドルは中心に行くほどエアバッグ機構があったりするので頑丈になるのですが、その中でもハンドルの中心と外周を繋いでいる部分「スポーク」部分はかなりの強度を持っています。
そうです。ここにハンドルロックをかければ窃盗犯は「ハンドルを切る」という選択肢は取れなくなるわけです。となると次は「ハンドルロック本体を切る、破壊する」という選択肢になるのですが、ちょっとこちらの画像をみてください。
これはちょっと切れません(笑)
仮に切断や破壊しようとしても大がかりな工具が必要ですので時間がかかりますし、なにより窃盗団の大嫌いな「音」が出てしまいます。
またそもそも車外から見てもこんな太いハンドルロックがしてあったら盗むのを諦めるでしょう。わざわざ時間のかかりそうな車よりも手軽な車はいくらでもありますからね。
個人的には【OBDガード】or【Aguilas(アギュラス)】+【強力ハンドルロック】が最強のセキュリティ対策かなと思います。
【ココセコム】位置情報提供サービスを利用する
盗難の手口がハイテクならセキュリティ側もハイテクで対抗するという手段もあります。一つの例として説明しますがココセコムのような大手セキュリティ会社が提供しているサービスもあります。
ココセコムは「セコム、してますか?」でお馴染みのセコム株式会社が運営している位置情報サービスで「万が一盗まれても追跡して取り返す」ことを考えて設計されているサービスです。
↓のような専用通信機をバッテリーに接続する為充電作業なども必要無く、ボンネット内に設置する為盗難された際に犯人に気付かれて破棄されたりという心配もありません。
OBDガードや強力ハンドルロックなどを駆使しても完全には盗難防止するのは難しいのでココセコムで「万が一盗まれても取り返せる」という状態にしておくのも有効ですね。
気になった方は公式HPでチェックしてみてください。
最後に
車に限らずですがセキュリティや保険というのは盗まれたり破壊されたりして初めて「あぁ対策しておけばよかった…」と後悔するものです。
そして往々にしてセキュリティを導入する費用よりも実際に被害に合って被った損害の方が遥かに大きい物です。
車なんてその最たるもので窓ガラス一枚割られただけでもセキュリティ数台分、車ごと盗まれれば数百台分のお金が飛んでいきます。
何より冒頭でも言いましたが自分の大好きな愛車がある日突然姿を消す悲劇だけは何としても回避したいですね。
①今乗ってる車っていくらで売れるんだろう?
②ディーラーで提示された金額が思ったより安かった…
③せっかく売るんだから一番高く買い取ってほしい!
このような悩みを解決するには厳選した8社もの大手買い取りメーカー同士を競合させて買取査定額を無料で比較検証できる【ズバット車買取比較】がおすすめです。
車種にもよりますが一般的な車屋の下取りよりも実に30万円以上も高く売れることがあります。
もちろん査定をしたからといって売らなければいけないなどという事は全くありません。あくまで「自分の愛車って今いくらなんだろう?」程度の気軽なものでOKです。
是非一度自分の愛車の「現在の相場」を調べてみましょう。きっと驚く結果を知ることができますよ。