スイフトスポーツは峠道を走る為に生まれたような車
私はたまに有料で開放されているクローズドコースの峠道を走行するのですが、そういった道をスイフトスポーツで走れば走るほど「スイフトスポーツってこんなに速かったんだ」と驚かされてしまいます。
今まで色々な車やスポーツカーにのってきましたが峠道に関しては大排気量のスポーツカー(とは言っても私が乗ったことがあるのは2リッターターボ程度ですが…)よりも速く感じます。
この記事で書いていることは全てクローズドコースでの話です。
一般道では法定速度と道路交通法を遵守することはもちろんのこと、危険ですので絶対に一般道の峠道を攻めたりはしないようにお願いします。
スピードを出すのはクローズドコースだけにしましょう。
※もしこの記事に書かれていることを一般道で行い、その結果負った事故や事件について筆者は一切の責任を負わないものとします。
峠道で速く走れる車とは
峠道はサーキットとは違って勾配が激しく変わりますし、アンジュレーション(路面の起伏)も強烈なので速く走る為には単純にハイパワーであればいいわけではありません。
峠道を速く走るためにはなによりも「トータルバランス」が大事です。
そして私がスイフトスポーツに乗って常々感じるのは「この車本当にバランスいいなぁ」ということです。
じゃぁトータルバランスってなによ?って話になってしまうのですが私が思うに峠道でのトータルバランスとは以下の4つの要素をできる限り満たしていることだと思います。
- 軽い車体を持っている
- コンパクトなボディをしている
- トルクのあるエンジンを持っている
- 良く動く足を持っている
- LSDを装着している
個人的に重要に感じているのはこのあたりですね。このどれが欠けても峠では遅い車になります。
軽い車体を持っている
峠道は勾配が大きく変わるので重力との戦いになります。車というのは物理の法則によって走っていますので車体は軽ければ軽いほどタイヤにかかる負担は減り、限界域は高くなります。
特に峠道の下りでは車重の影響がモロに顔を出しますので重量級のスポーツカーでは軽い車と同じスピードではコーナーを曲がることができません。
コーナーの続きがちな峠道では如何に早くコーナーを曲がれるかというのは重要なファクターになります。
この点について実際に友人が乗っている2リッターターボのスポーツカーと下りで勝負しましたがコーナーではスイフトスポーツがかなり余裕を持って曲がれていても後続車は少し辛そうでした。
ただ逆にスイフトスポーツよりも更に軽量な軽自動車相手では全く歯が立ちませんでしたが(笑)
峠道の下り限定ではありますがS660とアルトワークスの速さは常軌を逸してますよホント。
まぁそんな感じで重い車でどんなにハイグリップなタイヤを履いても重い車体では限界性能が低くなってしまいますので軽さというのは何よりも重要です。
その点スイフトスポーツは車重が1トンを切っているという驚異的な軽さをしていますので非常に有利です。
コンパクトなボディをしている
サーキットとは違って峠道は道幅が比較的狭いです。
そういった道を速く走るためには道幅を最大限に使ってアウトインアウトをする必要があるのですが大柄なボディをもっていると道幅を有効に使うことができません。
ですので車体は極力コンパクトな方が望ましいのですがスイフトスポーツの車体は非常にコンパクトで道幅を有効に使うことができます。
だからこそコースを直線的に走ることができて速いわけです。
トルクのあるエンジンを持っている
コースにもよりますが峠道はサーキットのバックストレートのようにエンジン出力の最大値で競い合うような場面は非常に少なくなっています。どちらかというとクネクネと曲がりくねったコーナーを走り続けることが多いです。
つまり求められるエンジンも下のトルクがスカスカでピークパワーが高いエンジンよりは下からモリモリトルクの出てくるエンジンの方が速く走ることができます。
良く動く足を持っている
峠道は路面状況が非常に悪くて凹凸だらけです。
そんな道を速く走ろうというのですから車に求められる足回りはガチガチに硬ければいいというものではなくて路面に吸いつくようなしなやかな足回りでなくてはいけません。
しかし当たり前ですが足回りというのは自作できるようなパーツではありませんし、なにより安全性にも関わるパーツですので中途半端な物は着けるわけにはいきません。
その点スイフトスポーツは人気のある車ですので有名アフターパーツメーカーが完成度の高い車高調を発売しています。
純正の足回りは街乗りするには乗り心地も良くていい足なのですが、峠道を速く走るにはお世辞にも良い足とは言えません。
交換前提となってしまいますがアフターパーツが多数用意されているのもスイフトスポーツが峠道で速く走ることができる要因の一助になっていると言えるでしょう。
LSDを装着している
峠道はコーナーが多く存在していますので必然的に内輪の空転を抑えることのできるLSDは速く走るのに非常に有効な手段となってきます。
ただコースや車や運転の仕方によってはLSDが無くても内輪が空転しない場合もあるので実は必須というわけではありません。
とは言えほとんどの場合で装着車の方が非装着車よりも速く走ることができますので実際にコースを走ってみて自分の運転と車に必要だと感じれば迷うことなく付けるのが良いでしょう。
ただスイフトスポーツは残念ながら純正では装着されておらず、純正オプションにも存在しません。しかしこれも車高調と同じく社外品が用意されていますのでユーザーで取り付けることが可能です。
マイナーなスポーツカーですと社外品を探すのも一苦労しますのでやはりスイフトスポーツの強みと言えますね。
まとめ:スイフトスポーツは峠によくマッチした車
スイフトスポーツはスポーツカー全体で見た時の絶対的な速さで言えば大したことはありませんが、こと峠道というステージで言えばかなり速い車となります。
実際に運転していても「軽いは正義」ということをよく実感します。
軽さによって回頭性が抜群に良くてタイトコーナーでは素早く向きを変えることができますし、ハードなブレーキングでもかなり深くまで突っ込んでいくことができます。
エンジン出力もスイフトスポーツのクラスとしてはそこそこ速いほうですので登りであっても息切れを実感することはありません。
「峠道という限定されたステージでかなり速い」
何かプロフェッショナルな車っぽくてかっこよくないですか?(笑)
私はかなり気に入っています!
スイフトスポーツのオーナーは是非峠道を楽しんでください。
繰り返しになりますがこの記事で書いていることは全てクローズドコースでの話です。
一般道では法定速度と道路交通法を遵守することはもちろんのこと、危険ですので絶対に一般道の峠道を攻めたりはしないようにお願いします。
スピードを出すのはクローズドコースだけにしましょう。
※もしこの記事に書かれていることを一般道で行い、その結果負った事故や事件について筆者は一切の責任を負わないものとします。
①今乗ってる車っていくらで売れるんだろう?
②ディーラーで提示された金額が思ったより安かった…
③せっかく売るんだから一番高く買い取ってほしい!
このような悩みを解決するには厳選した8社もの大手買い取りメーカー同士を競合させて買取査定額を無料で比較検証できる【ズバット車買取比較】がおすすめです。
車種にもよりますが一般的な車屋の下取りよりも実に30万円以上も高く売れることがあります。
もちろん査定をしたからといって売らなければいけないなどという事は全くありません。あくまで「自分の愛車って今いくらなんだろう?」程度の気軽なものでOKです。
是非一度自分の愛車の「現在の相場」を調べてみましょう。きっと驚く結果を知ることができますよ。