日本の車の維持費は外国と比べて高い?安い?
自動車を保有したことがある人ならば誰しもが感じたことがある事に「車の維持費高すぎじゃねぇ?」というものがあります。特に収入の少ない若者ほどそう感じます。
実際日本の自動車にかけられている税金諸々は諸外国と比べても異常なほど高くて維持するには多額のお金をかけなければいけなくなっています。例えばアメリカでは自動車税という税金は無くて代わりに「ナンバープレート代」が請求されます。
このナンバープレート代は日本の自動車税よりもはるかに安くて年間およそ5000~7000円です。この点だけ見ても非常に安い事がわかりますがアメリカでは更に日本で言うところの2年毎の車検は無くて、代わりに簡易的な「排気ガス検査」だけが義務付けられています。これだけでも年間10万円以上は維持費が安くつきます。
更にガソリン税も日本より安くておよそガソリン価格の23.0%が税金となっています。ちなみに日本はガソリン価格の50.1%が税金(複数の税金の合計)となっています。
これだけ見ても維持費の差は歴然ですが、実はガソリン税が日本と大して変わらない~日本より高い欧米諸国と比べても日本の自動車維持費は高いのです。
例えば欧州諸国では高速道路は基本的に無料ですし、何よりも欧州では自動車のリセールバリュー(売値)が非常に高価です。売値が高いという事は実質的に車に支払わなければいけないお金が減るということですので維持費は安く済みます。
よく「ガソリン価格が欧州より日本の方が安いから日本の維持費は高くない」ということを言っている人を見かけますが、それは全くの間違いです。
車の維持費はガソリン代だけではありません。
トータルで考えた場合に日本の車の維持費は非常に高いです。
維持費が高いからと手放す前に考えたいこと
このように日本の車の維持費はアメリカや欧州諸国と比べて非常に高いのですが、じゃぁ短絡的に「維持費が高いから手放そう」「保有するのは止めておこう」と考えるのはちょっと待ってください。
車の維持費が高いのは確かですが、車というのは私達に様々な恩恵をもたらしてくれているのも確かです。現に私も車を保有していますし常々維持費は高いと感じていますが「維持費が高いから手放そう」と考えたことは一度もありません。
その理由は沢山ありますが大きなもので言うと以下の3つになります。
- 荷物や人を運べる
- 郊外へ出かけることができる
- 運転が楽しい
一つずつ説明していきますので車がいるかいらないかを判断するのは読んで頂いてからでも十分遅くないかと思います。
荷物や人を運べる
言うまでもなく車を持つことのメリットの最も大きなことは「物を運べる」ということです。引っ越しなどの大荷物を移動させる時はモチロンのことですし、普段スーパーへ買い物に行ったりするのだって車があるのと無いのとでは大違いです。
牛乳や野菜を大量に買った時に車が無かったらと思うとそれだけで気が重いです(笑)
今はまだ車を保有していない人はその生活に慣れているので大丈夫ですが、既に車を保有していて「維持費高くて馬鹿らしいから手放そうかな…」と考えている人は、車を売り払った後の生活もイメージしてみましょう。
意識していないだけで車に荷物を運んでもらって助かっている場面は多々あるはずです。
郊外へ出かけることができる
私は比較的都市部に近い便利な地域に住んでいるので、ぶっちゃけ車が無くても生活はしていけます。ただ車が無いと「生活していける」だけです。
車が無いと当然休みの日にドライブに出かけることもできませんし、山間部にあるキャンプ場へキャンプをしに行くこともできません。今はまだ子供もいませんが追々子供が産まれた時に田舎の運動公園へ連れて行ってあげることも難しくなります。やっぱり小さな子供を連れて公共交通機関を利用することは大変なので極力したくありません。
都市部へ向かったり都市部の中だけで移動するのであれば車は正直必要ありません。ただ電車やバスが通っていない場所にも魅力のある観光スポットや遊ぶ場所はいくらでもあります。
車を持つことでそういった場所へ行くことができる「選択肢」を持つことができるのは車を保有することで得られる非常に大きなメリットだと思います。
運転が楽しい
最後は一部の人向けになってしまいますが、楽しい車を保有することで「車の運転」自体を楽しみとすることができます。
「維持費が高すぎてムカついてるのにスポーツカーなんか買う訳ないだろ」と思われるかもしれませんが私が乗っているスイフトスポーツは最高に運転の楽しいくるまですが維持費はそこらへんのコンパクトカーと殆ど変わりません。
私は仕事のストレスを車の運転によって発散させている部分がありますので「趣味」という意味でも車を保有しています。まぁ市街地ばかり走っては大して楽しくないので「郊外や峠道を走ることができる人」という条件は付きますが…。
車の運転が好きなのであれば多少無理をしてでも車は保有する価値があります。
車の維持費が払えなくなりそうなら
ここまで車を持つことのメリットを話してきましたが、そうは言っても無い袖は振れないわけで「車の維持費が馬鹿らしい」と感じることには変わりはないかもしれません。
まだ車を保有していない人の場合は車を買わないだけですが、既に車を保有している人の場合はそうも言っていられません。車を保有しているということは大なり小なり生活の一部として車が溶け込んでいるので維持費が支払えなくなっては死活問題です。
「維持費が馬鹿らしい」と感じてはいても支払っていかなければいけないわけです。
じゃぁどうするか?
どうせ支払わなければいけないのであれば少しでも安く済ませることを考えなければいけません。例えば車を維持費の安い車種に乗り換えたり、運転の仕方を考えて燃費を良くしたり、タイヤのグレードを落としたりすることで多少は維持費を抑えることができます。
また契約の面で言ってもローンを組んでいるのであれば金利の安い銀行に乗り換えたり、自動車保険の一括見積もりを利用して少しでも安い自動車保険に乗り換えるなどがあります。
車の維持費は工夫次第でいくらでも減らすことができますので「車を手放す」という最終手段を取るのは全ての手段を講じてからでも良いでしょう。
是非車のある便利な生活を「無理なく維持」できるように考えてみて下さい。そしてどうしても維持が辛いのであれば最後は少しでも高く売るように頑張ってください。
金銭的な損は少しでも減らしましょう。
①今乗ってる車っていくらで売れるんだろう?
②ディーラーで提示された金額が思ったより安かった…
③せっかく売るんだから一番高く買い取ってほしい!
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もちろん査定をしたからといって売らなければいけないなどという事は全くありません。あくまで「自分の愛車って今いくらなんだろう?」程度の気軽なものでOKです。
是非一度自分の愛車の「現在の相場」を調べてみましょう。きっと驚く結果を知ることができますよ。