車高は下げたいけどサーキットいく訳じゃないし、なにより予算が心もとないから車高調までは用意できない。
でもダウンサスって乗り心地悪くなるっていうし、その辺どうなのよ!?
納車後に交換すべきパーツナンバーワンのダウンサス(車高調)ですが決して安い物ではありませんし、取り付けも工賃が発生するようなものですから「取り付けてダメだったからやーめた」とは中々できないものです。
しかしサスペンション回りというのは乗り心地や走行性能に直結する部分ですので実際に取り付けた際の感じを知りたいものですよね。
私もそのように感じていて車高下げる際に大分迷ったので、今回は私が車高調ではなくダウンサスにした理由と、取り付けたダウンサス【RS-R Ti-2000】の評価をしたいと思います。
車高調ではなくダウンサスにした理由
私が総合的なパフォーマンスに優れる車高調ではなくダウンサスにした理由は以下のような理由からです。
- 費用が安く済む
- 減衰調整や車高調整をしない
- オーバーホールやメンテナンスが面倒
主にこの3つの理由からです。
①から順番に軽く説明していきます。
①費用が安く済む
ダウンサスのメリットは何といっても「安く済む」ことにあります。
例えば私が狙っていたHKSの車高調【HIPERMAXIV GT】などは本体だけで15万円近くする上、工賃はダウンサスよりも1万~2万円高いときています。
一方でダウンサスは本体が3万円程度、工賃入れても5万円までで済みます。
一般庶民はどちらを選ぶかは言うまでもありませんよね?(笑)
②減衰調整や車高調整をしない
車高調とは正式名称を「車高調整式サスペンション」と言い、その名の通り車高を調整できる機能を備えたサスペンションの事を言います。
またサスペンションによっては「減衰調整機能」と呼ばれる、サスペンションの硬さを調整して乗り心地や路面追従性を調整できる機能もついていたりします。
だからこそダウンサスの5倍~8倍程度の値段がするんですね。
さてそんな車高調ですが、サーキットを走りタイムを削っていくような使い方をするならばこれ以上無いほど便利なものです。
車やコースに合わせたセッティングが作れるわけですからね。
ただ一般道しか走らないユーザーにすれば正に「オーバースペック」と言っていいでしょう。
殆どのユーザーが最初に決めたセッティングのまま一度も調整などしていませんし、精々減衰力をイジる程度でしょう。
ということを考えた結果私の使い方では車高調は必要無いと思ったのでダウンサスにしました。
③オーバーホールやメンテナンスが面倒
車高調は定期的なオーバーホールやメンテナンスが必要となります。
え?メンテナンスなんていらないし、してないって?
もう何年も車高を変えていないしメンテナンスもオーバーホールもしていないって人は一度車高を変えてみるといいですよ(笑)
恐らくスプリングシートやロックシートが固着していて動かなくなっていることでしょう。
せっかくの車高調なのに車高の調整ができないのでは何が何やら分かりません。
ですので車高調を正常な状態で使い続ける為には少なくとも
- ショックのネジへの潤滑剤塗布
- 石や砂利などの清掃
- ショックから油が抜けていないかの点検
程度はしなければなりません。
そして車高調で車高を下げているということは地面に降ろした状態では上記のメンテナンスはできませんのでジャッキアップして作業する必要があります。
これを数か月ごとに…メンドクサイ!(面倒くさがり屋)
以上のような理由から総合的(予算8割)に判断してダウンサスを選択しました。
【RS-R Ti-2000】ダウンサスの乗り心地や走行性能
さて気になるのがダウンサスの乗り心地や走行性能だと思います。
私が装着したRS-RのTi2000はダウンサスの中では比較的価格は高めです。
ですがダウンサスは性能差というのは大して無く、実質的には車高の下がり幅とバネレートに注目すればOKです。
ですので最初に私が購入したRS-R Ti2000の仕様表を書いておきますので、あなたが購入検討しているダウンサスと見比べてイメージしてもらえたらと思います。
型式 | RS-R Ti2000 ダウン |
---|---|
ダウン幅(フロント) | 35~30mm |
ダウン幅(リア) | 30~25mm |
バネレート(フロント) | 2.76k |
バネレート(リア) | 2.96k |
【RS-R Ti-2000】の乗り心地
前提として私が純正状態に乗ったのは試乗車に2時間程度乗った時だけで、ダウンサスは納車時から既に交換済みということを頭に置いておいてください。
その上で話しますと納車直後はゴッツゴツです。
ハッキリ言ってしまうと乗り心地最悪でした(笑)
深めの段差を乗り越える度に「ウッ…」と一人で呻いていたことを伝えればどの程度の突き上げがあったかがイメージして頂けるかと思います。
…あえて「だった」と過去形で表現しているのは乗り心地最悪だったのは最初だけだったからです。
1000kmを超えたあたりから同じ段差を乗り越えても突き上げはありますが、一人で呻くほどではなくなりました。
更に3000kmを超えたあたりからは突き上げがかなりマイルドになり、たまに乗せる同乗者からも苦情は出なくなりました。(納車直後に乗せた時は「乗り心地悪すぎやろ!」とハッキリ言われました)
そして今現在では突き上げの「カド」が取れて非常に乗り心地が良くなりました。体が慣れたのもモチロンありますが、サスペンション自体が馴染んできたのかなぁというのが正直な感想です。
ですので乗り心地としてはダウンサスの中ではかなり良い方だと思いますよ。
最初の1000kmを乗り切れば…ですが(笑)
【RS-R Ti-2000】の走行性能
RS-R Ti2000ダウンサスの走行性能ですが意外や意外、悪くありません。
純正状態は乗り心地は抜群に良いのですがあまりにロールが大きすぎるので峠道等ではあまり気持ちよく走れませんでした。
しかしダウンサスに変えたらタイトコーナーを走るのが非常に楽しくなりました。
これはRS-Rにチタン配合の新素材が使われていることも関係しているのでしょうが、なによりも物理的に車高が下がったことによる効果が大きいように感じます。
つまり車の頂点が下がったことによってロールが抑えられた感じですね。
ダウンサスは走行性能を逆に悪くする説もありますが、スイフトスポーツ(ZC33S)とRS-R Ti2000の組み合わせの場合は全くそんなことはありませんでしたし、むしろ走行性能は上がりました。
ちなみにダウンサス+タワーバーを付けると世界が変わりますので是非お勧めです(笑)
取り付け方法も↓の記事で解説しているので自分で組付けに挑戦してみてくださいね!
結論:今の所ダウンサスで不満は一切無し!
車高調と迷っていた時は「ダウンサスって走行性能下げるってネットに書いてあるし、どうしようかな~」と迷っていましたが全くの杞憂でした。
むしろ面倒くさがり屋の私が車高の調整や減衰調整を小まめにするわけはありませんので、高い金だして車高調を買っていたら「無駄遣いしちゃったなぁ」と後悔して逆に満足度が低かったかもしれません。
今後サーキットを走るようになれば話は変わってくるかもしれませんが今のところはRS-R Ti2000で大満足です!
私のようにストリートメインのユーザーは沢山いると思いますので、車高を下げる際は自分の使用用途に本当に合っているのかどうかをよく考えてから購入することをおススメします。
スイフトスポーツ ZC33S ダウンサス Ti2000 DOWN 1台分 S233TD
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